さなぎのなかみ

鬱々とした日々のこと。

親しくなった人は夢の中で私のことを悪く言う

連日の雨とぐずついた空で体調が悪い。エアコンの除湿機能が効いていない。少しでも暑いと、寒いと、湿度が高いと、悪夢を見る。

 

旋盤カッターで髪を切ろうとしている子供がいる。やめなさい、やめなさい、と何度も呼びかける。必死で止めているのに、聞いてくれない。どうしようもなくて泣きそうになる。
正座している真っ黒な目をした女性。傍らに銀の筒。底が捩じ切られて歪に穴が空いている。中に一匹のオニヤンマがいる。「きれいに空くわけじゃないの…」

 

目が覚める。全身に汗をかいている。朝4時。肌のべたつきによる不快感と壊れた体温調節機能。眠りにつくことにも緊張を強いられる、寝ても覚めても疲れがとれない。

父親が出てくる。人格を否定する言葉をひとつ、放って去っていく。
いつもの夢だ。

 

知人や職場の人が私のことを悪く言う。私の目を見て「君のこと嫌いなんだよね」と言う。これは悪い夢だと思う。なぜなら現実の私は相手の目を見て話せないので、相手が私の目を見ているかどうかなんてわかるはずがない、と私は夢の矛盾に気づく。

 

目が覚める。朝6時。仕事に行く為着替えをする。私のことを嫌いな職場の人に会わなければならない。
もちろんこれは夢の話で、厭悪の感情を抱かれてるとは思えない。しかしあんなことを面と向かって言われた手前、こちらはどう出るのが正解か。

自分の望まない言葉を勝手に言わせておいて好悪を判断するという最低な自分が出てくる。自分が言わせたわけじゃない、相手が言ったわけでもない、一体誰が言ったのだ。

頭が痛い。おなかがゆるい。
寝ても覚めても体調が悪い、この時期は。