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さなぎのなかみ

思うこと諸々。

ベストタイミング

雑記

翻訳モノを初めて読んだときに感じた、薄皮一枚隔てたような、ヴェールの向こう側を読んでいるような感覚はもう、とうに忘れてしまった。翻訳されたという一プロセスを経てのちでは、慣れ親しんだ日本語でもすんなり入っては来ないのかと思ったもの。

 

ボルヘス『伝奇集』の初読時は本の読みはじめた時期に近い。以降2年ごとに開いてはみる。しかし面白さがさっぱりわからない。至る所で名を聞くこの作品を、面白く読みたいと思う。まだその段階ではないらしいので、また2年後。

 

汀こるもの『空を飛ぶための三つの動機』はデスゲームで人が次から次へと死んでいくので生き残りをかけたサバイバルに胸が熱くなるのとドードー鳥がなぜ絶滅したかをほんのり切なく書いているのでこのシーンだけでも読むと良いと思うんだけど如何せんこの作品に辿り着くまでに結構な巻数を重ねているので人にお勧めできない。シリーズ物なのでこれだけ読んでも話はわからないしかといって一作目から読んでと言えるような作家でもない。

 

子供は曇りなき目で世界を見ている、というのは正しいか。

大人になったら虫が苦手になった、という話はよく聞く。改めて見るとグロテスクで不気味でよく今まであんなの平気だったものだと。

もしかして大人の方がくっきりと世界を見ているのかもしれない。