2016-08-05 ミミック 雑記 真っ赤な林檎の中身が黄色くて衝撃を受けた記憶はない。 何が入っているでしょーか、と差し出された卵を振って確かめた憶えもない。 見るものすべてが新鮮だった時期の、早く世界に適応しようと、とにかく目につくものを覚えなければいけなかった頃の、数あるうちのひとつとして埋没してしまった記憶。 思い出せないだけなのか、「そういうもの」として刻みこむしか時間がなかったのか、わからない。 たとえば果物なんて、一回限りではあるけれど、ドキドキわくわくの宝庫だと思うんだけど。