さなぎのなかみ

思うこと諸々。

脳にふれる(物理)

のうみそ、のうみそ、街角のパン屋さんで使われているような、茶色い紙袋の口をすぼめ、つき出してくる。手を入れろ、ということらしい。

 

中の物体に触れると、指先の皮膚が一枚の板切れになってしまったかのような冷たさに、身がすくむ。握りつぶさないように、鷲掴みにしてみる。やわらかい。

 

これはおとうふ。覗き込んでみると、薄手のビニール袋に入った白いものが、たしかに見える。脳のかたさと豆腐のかたさは近似している、との説明を受ける。

 

そんな豆知識への驚きよりも、長時間冷蔵庫に入れておいたのか、芯から凍りそうな冷たさのほうに、驚いた。その、脳の温度は、正しいのだろうか。